江嵜秀和 院長のご紹介 director 大阪メトロ中央線・朝潮橋駅から徒歩2分の場所(大阪市港区夕凪2丁目)にある、「えさきクリニック」となります。この地で長年にわたり地域医療に貢献してきた「整形外科くにしげクリニック」を継承し、わたくし江嵜秀和院長が開業したクリニックです。 たくさんの理学療法士が患者のリハビリテーションに対応しており、院内はいつも下町らしい活気にあふれております。前院長の体制に独自の手法を加え、新たなクリニックの形を少しずつでありますが整えさせて頂いております。また、ホームページからでありますが私の想い考え方を述べさせて頂きます。 スペシャリストではなくゼネラリストをめざしたい! 医師をめざしたきっかけ・・・ 中学生の頃、私の祖父が亡くなったんですが、身内に医療関係者がおりませんでした。力になれる人が近くにいたら良かったのにという思いがあり、自分がそういう人間になろうと決めました。 もともと流されやすい性格で、普通の公立高校に行ったら勉強しないと思ったので、高校は山の上にある男子校に入学し、医大をめざし勉強一筋でした。現在は2018年9月から同級生が院長を務める平野区の病院で副院長も務めていますが、朝晩はこちらで勤務し、昼の休診時間に平野区に行っています。昼休みに休むのも大事ですが、せっかくならやりがいのあることをやっておきたいなと想いお仕事をさせて頂いております。 成長・・・そして、自分ができること・・・ 大きな病院で専門性の高い治療ができるかと言われるとそうではありません。自分のできることを増やしたい。裾野を広げていきたい。スペシャリストではなく、ゼネラリストをめざしたほうがいいんじゃないかと考えました。 伊丹の医院では、整形外科でギプスを巻くなど、一般的なクリニックの地域医療を教えていただきました。5年間雇われ院長として務めて、その後「くにしげクリニック」に移りました。そして、昨年の12月に前院長が病気になられて、患者さんを引き継いでくれないかというお話をいただきました。自分一人でやるとなると不安でしたけど、誠意を持って対応させてもらったらみんなついて来てくれるんじゃないかなと思い、引き継ぐという決断をして今に至ります。 初めは、消化器外科の専門でした。 熊本大学の在学中に、手先の技術を身につけたい、どこか切ったときに自分で処置できるようになりたいと考えました。「京都大学病院」は肝臓外科で知られていましたので、ここで研修したいと関西に出てきました。1年勤務して「関西電力病院」に移って約14年ほど勤めました。専門は消化器外科で、胃や大腸のがんの手術が多かったですね。 患者さんと話すのが好きなので、特別なテレビに出てくるヒーローみたいな医師ではなく、患者さんに寄り添える医師でありたいと思いました。患者さんを上から目線で見るのではなく同じ目線、もしくは自分が下でありたいと。それは今も同じです。自分が患者になった時に、どんな気持ちになるか意識しながら常に対応してきました。 引き継いだクリニックをさらに発展させるために 今後のクリニック・・・ 以前は完全に整形外科のみだったんですが、現在はゼネラリストとして一般的な診療を行っています。もちろん前の「くにしげクリニック」の患者さんもたくさん来ていただいていますので、前院長に無礼のないようにさせてもらっているつもりです。自分は特別なことはできないですが、頼って来てくれる患者さんに対しては、ここに来て相談して良かったと思ってもらえるような治療を提供したいですね。気になることがあったら気軽に来てほしいし、患者さんの話を十分聞いた上で寄り添える治療ができたらいいなと思っております。内科も外科も対応しているので、トータルで見てもらえると安心して来られる方もいらっしゃいますね。診察して、更に専門家の診療が必要な場合は紹介するようにしています。 ご来院される患者さんについて リハビリ目的で来られる患者さんが多くご来院されます。患者さんの層としては高齢の方が多くて、主訴としては、肩こり、首こり、腰痛、膝痛。あとは生活習慣病の相談として、高血圧、コレステロールが高い、尿酸値が高い、肝臓の数値が悪い、肥満、肛門疾患など。そういった相談や治療も行っています。 以前からの患者さんも多いんですが、最近ではホームページを見て来たという患者さんも増えてますね。あとは、クチコミがやっぱり一番多いです。当院でリハビリをされていた方が、知り合いの方を連れて来てくださったり。ありがたい限りですね。 足の状態を測ってください。 外反母趾、扁平足、開張足、足の痛み、爪で悩まれている方もおられるので、足の状態を測定した上で、どういった治療が必要か、患者さんと相談しながら対応しています。扁平足の場合には、インソールを使って高さをつくることによって足にアーチができるようにするのですが、装具屋さんがオーダーメイドで作ってくれるんですよ。これは保険がききます。 また、足圧を測ると、どこに力がかかって支障があるのかがわかりやすくなります。お知らせを貼っていると反響が大きくて、今は水曜日の午後に装具屋さんが来て対応をしているんですけど、多くの方が相談をされていますね。傾向としては、中年の方が多いです。いろいろとやってみて改善につながらない方については、必要に応じて、手術が得意な先生や骨切術に対応されている先生に紹介も可能です。 注射や薬だけでは治らない疾患にも対応 リハビリが始まった時の心構え リハビリは、注射や薬だけでは治らない疾患にも有用な手段の一つです。マッサージとは違うということの認識です。もちろんマッサージだけで対処できるという場合もありますが、理学療法士が行っているのはマッサージではなくて、機能訓練や筋力トレーニングです。 解剖学を理解した上で神経や筋肉の走行に沿って行うので、例えば首が痛いときに手のストレッチをすることがあります。エックス線検査で全身の骨格を見て、機能の向上を考えながら行うものです。理学療法士たちがストレッチや可動域訓練指導を行うことで、改善につなげられたケースもあり、彼らを入れて良かったなと思います。 医師としてのやりがい。気をつけていること。 患者さんが「先生のおかげだよ」と言っていただけるこが、本当に一番やりがいを感じますね。そう言われるのが一番幸せです。 気をつけているのは、患者さんの目線に立って寄り添うこと。あとは笑顔ですかね。診察室に入って、ろくに見もしないで「腰ですね。エックス線撮ってきてください」と言われるのと、「ここが痛いんですね」と触診してもらえるだけでも印象が違いますよね。 十代の頃、喘息があったのですが、診察のときに音も聴いてくれなかったことを未だに覚えています。そんな経験があるので、患者さんには「診てもらっている」という安心感を持ってもらえるようにしています。あとは上から目線にならないように、話しやすい雰囲気をつくるように心がけています。それは研修医の頃からです。 最後に・・・ 引き継ぎしてから約1年で、今後の展開はまだまだ考えておりませんが、患者さんのために、今できることを充実させていくことでしょうか。ただ、今後は今の医療だけで支えられない方々も出てくると思うので、そういった方々もカバーできるように考えていかないといけません。 他院は介護部門を持っているところが多いので、当院も充実させていかなければいけません。現在は訪問診療は行っていて、訪問リハビリと言いますけれど、理学療法士たちが患者さん宅を回っています。今後は通所リハビリ、送迎サービスつきのリハビリを実現させたいということや、逆にデイケア施設のような形が今後必要なのかも考えていきたいですね。 Facebook Instagram feedly